レジャー農場に転向した専業生産農家 義芳農場(イー ファーム)
義芳農場(イー ファーム)

「義芳農場」は8ヘクタールの広大な敷地を所有しています。農場には白柚、文旦柚、ネーブルオレンジ、タンカン、日本甜橘、砂糖橘などの柑橘類に加え、グレープフルーツ、龍眼(リュウガン)などが栽培されています。

Group 13Created with Sketch.

農場の紹介

ここは以前、各季節で旬の果物を生産する、専業果樹農家として知られていましたが、果物の収穫体験を始めた後は、西湖地域で最大のレジャー農場となりました。農場主のポン・イファンさん(彭義芳)は、40年以上の果樹栽培経験があり、無農薬でサステナブルな方法で果樹を栽培しています。無農薬かつ安定した収穫量を維持しているこの農家は、全国の農民の模範として称えられたこともあります。現在は二代目も経営に協力しており、果物の収穫体験や園内の生態ツアーを行うほか、最近ではキャンプエリアや木造の宿泊施設も増設されました。

2
4

農場の二代目であるポン・バオジュさん(彭寶珠)は、農場では環境にやさしい農法での栽培を徹底しているといいます。柑橘類は強い日差しに弱いため、普通は日焼けを防ぐために石灰や、果実を白く色づけして日光を反射させる効能を持つ薬剤を散布しますが、この農場では行いません。ほかにもショウジョウバエ(くだものを食べるコバエ)の被害を減らすために生態防治法(害虫が苦手とする野菜を果樹の近くに植えるなど)を使用するなど、かなりの手間をかけています。ショウジョウバエを放置したり、果物が日焼けしたりすると、外見が悪くなり売れ行きが悪くなる可能性があるので、毎日欠かさず手入れする必要があり、無農薬農業の苦労がうかがえます。しかし、果物で大事なのは見た目だけではありません。果物の収穫体験に来た人たちに対し、農場は食育(台湾では食農教育と呼ぶ)を行います。果物の外観にわずかな欠点があったとしても、それは不良品であるということではなく、傷が味に影響することはほぼない、ということを教えています。オーナーから食育を受けながら、客は好きにくだものを収穫することができ、農場は傷があるけれどおいしいくだものを売ることができます。これこそ、双方Win-Winの状況ですね。

注目的農業ツアー

果物

近年、農場はキャンプエリアを増設したため、宿泊が可能になりました。果物の収穫時期には、果樹の下にテントを張ってキャンプもできます。農場にはキャンプ以外の宿泊エリアもありますよ!

果物狩りやキャンプだけでなく、事前に予約すれば、客家炒めや白斬鶏(パイチャンチー)など、農場手作りの客家料理を食べられます。

農場では、経験に基づき、新品種をどんどん導入しています。例えば、いま2年目の収穫を迎えている木瓜橙(パパイヤ)、鳳凰橙があります。この品種は、楕円形で鮮やかな色合いが特徴で、果肉は香り豊かで柔らかです。また、新品種にはライバルが少ないため、市場で非常に珍しく、価値が高いです。多くの果物狩りに来る観光客も、新品種に興味津々だといいます。

Group 5Created with Sketch.

連絡先情報

actor-img00Created with Sketch.
Path 8Created with Sketch.

電話番号

+886-3 792 0715

 

アドレス

No.9, 11th Neighborhood, Xihu Township, Miaoli County 368, Taiwan (R.O.C.)

交通情報

Scroll to Top