

台南の官田に来たら、国道に沿って台84線に入り、官田交流道そのまま下って、国軍の大内新訓センターに向かって郊外に進みます。大通りから小道に入り、民家と曲がりくねった道を通り抜け、ススキや竹林が風に揺れているのを横目に流せば、「玉和軒」という竹の看板が見えてきます。木漏れ日が葉をすり抜けてきらきらと地面に落ち、見渡す限り、輝くばかりの緑色です。桃源郷があるとすれば、こんな場所のことなんでしょう。
フィールド紹介
「玉和軒多肉驛站」は1000坪の敷地を所有しています。ネットハウス内には700〜800種類の多肉植物が栽培されており、総数は1万を超えています。針のような無数の刺をもつ緑色の球状植物をはじめ、開花する品種もあり、それぞれが異なる姿と特徴を持ちます。農場で栽培している植物は、オーナーが厳選した宝物ばかりで、豊満で丸みがあり、持って帰れば手放せなくなるほど魅力的です。

「多肉植物たちは、私の子供のようなものです」と莊和宜さんは言います。彼女はすべての植物を丁寧に世話し、化学肥料を使わずに地球に優しい方法で育てています。独自に開発した腐葉土に、秘密の肥料である「菱殻炭」を混ぜ込んだものを使って栽培を行うのですが、コストが高く、1斤あたり千元以上もかかってしまいます。しかし、彼女は環境や植物にとって良いものであれば手を抜きません。1万鉢以上もの多肉植物がありながら、彼女はそれら一つ一つを宝物として大切にしています。「販売される多肉植物はすべて健康で強く、育てやすいものです。お客様に良いものを買ってもらい、満足していただくことは、私の最大の喜びです」と彼女は言います。ここで育てているのはサボテン科だけではありません。景天科、龍舌蘭科、番杏科、大戟科、ユリ科…と、多種多様です。いずれも枝葉の向き、葉の付き方や葉脈などが独特の美しさを放っています。サイズも多様で、栽培期間が長い大きなものや、わずか1インチのものなど、自由に選べます。あらゆる種類が揃っており、各客層のニーズを満たしています。
注目的農業ツアー
フラワー
農場では様々な体験活動を用意しています。口の渇きや体の不快感を和らげるフレッシュなサボテンジュースや、多肉植物の寄せ植え体験、アロマストーンの手作り体験などが特に人気となっています。もちろん作ったり買ったりしたものは家に持ち帰ることができますよ!
莊和宜さんは、すべてのお客様がここにきて、リラックスしてくれることを願っています。多肉植物は日々の生活に癒しを与えてくれますし、手入れも簡単で、贈り物にも、自分へのご褒美にも適しています。なんだか最近疲れてるなあ、と思ったら、玉和軒をぜひ訪ねてみてください。多肉植物たちに癒されれば、ストレスはすぐにどこかへ消えてしまいますよ。