

フィールド紹介
劉明芳さんはテクノロジー関係の業界に努めていましたが、しばらくして退職し、故郷に戻って家族の農地を引き継ぎました。今では農園の広大な敷地は、一面緑に覆われています。当農園は地球にやさしい農法を採用しており、園内では水稲やさまざまな野菜、果物が栽培されています。また、河背庒は食育(台湾では食農教育と呼ばれる)を積極的に推進しており、植物の栽培や収穫の体験も行えます。事前予約をすれば、作物の植え付けもできますよ!オーナーの劉明芳さんが自ら旅行客を田んぼに連れて行き、田植えや稲刈りを一緒に行ってくれます。とくに、「阿公級」という昔ながらの脱穀機を使用する体験はなかなかできるものではありません。ペダルを踏んで脱殻ドラムを回転させ、稲の粒と茎を分けていきます。旅行客にとても人気のあるコーナーです。
劉明芳さんもまた、台湾の伝統技術を受け継ぐために、お年寄りの方々から粿(コウ―客家族伝統のお餅)の作り方を教わってきました。今では、畑でヨモギを収穫するところから、草仔粿(客家のヨモギ餅)に加工する一連の流れを難なく行うことができます。
注目的農業ツアー
米
「友善日曬米」は、人工的な日光乾燥を採用している天日干し米です。稲を乾燥させるエネルギー消費を減らすことができ、地球に優しく、安心して食べることができます。国産の大根に自家製の米漿(ピーナッツなどで作られた飲み物)を加えて作られた蘿蔔糕(大根餅)は、香りが豊かで美味しいですよ!ほかにも、ここに来たら、必ず買うべきなのは手作り豆腐乳(豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた食品)です。ここでは自然発酵により3ヶ月熟成されたものを買うことができます。オリジナル、赤麹、辛味の3つの味があり、ほんのり甘くて美味しい味わいで、伝統的な朝食のおかゆに豆腐乳を添えると、まさに絶品です。
多くの人は劉明芳さんが農家だと知っていても、具体的に何をしているのか知りません。田畑を耕し、稲を植え、野菜や果物の栽培、茶からのエッセンシャルオイル抽出、鶏など家畜の飼育、川での魚とり、文化や自然生態の解説が終わって初めて、「ああ、今まで農家のことを何も知らなかったな」ということを知るのです。劉明芳さんは笑って、「これが農家の実際の生活です。昔から、農家は鶏を飼い、野菜を育て、山に行って竹の子を切るということをやってきました。自給自足するには、こういうことが必要なのですよ」と言いました。