農場の紹介
欣隆レジャーファームは1996年に設立されました。第二代の洪昶鴻（ホンザンホン）さんが経営に参入した時、当時のキノコ寮では主にヒラタケを栽培しており、徹底的な管理体制下でキノコを栽培していました。栽培室では温度調整設備を使用しており、夏は冷房、冬は暖房を行って温度を一定に保っていましたが、1999年に台湾で起こった「九二一大地震」により、キノコの栽培室はすべて崩壊してしまいました。電力供給もなくなり、当時栽培していたヒラタケは全てダメになってしまったのです。大きな損失は出しましたが、洪昶鴻さんは、この危機を転機と捉え、伝統的な栽培方法に切り替え、季節ごとに異なる、旬のキノコを多種栽培するようになりました。
農場オーナーと家族は長年ベジタリアンであり、農場で販売されている製品はすべてベジタリアン対応で、種菌を入れるカプセルでさえ植物性のものを使用しています。レストランでは、様々なキノコ料理が提供され、ベジタリアンや宗教団体の方々も安心して食事ができます。
欣隆レジャーファームは、自然の恩恵を重視し、季節それぞれに旬のキノコのみを生産しています。適切な時期に作物を植えることで、自然そのままの良質な作物が得られるのだといいます。例えば、夏には霊芝、酒杯菇、ホウキタケ、柳松茸などを育て、冬には姫松茸、白玉菇、雪菇、木耳などを育てます。作物の本来の特性に合わせて栽培すれば、無理な温度調整が必要ないため、電力を節約して地球の資源を守ることができ、一石二鳥です。
特色農業ツアー
野菜
欣隆レジャーファームでは、新鮮なキノコはもちろん、農場で生産されたさまざまな乾燥キノコも購入できます。天日干しや乾燥機を利用し、シイタケ、ホウキタケ、エリンギ、霊芝、姫松茸、木耳、柳松茸のうまみを凝縮させながら乾燥させます。キノコクラッカーもおすすめです。スナックのように気軽につまむことができ、普通はその時期旬のキノコが使われます。夏には通常、酒杯菇が使われ、冬には白玉菇が使用されます。
欣隆レジャーファームの大きな特徴は、季節ごとに栽培するキノコが異なることです。ここでは、キノコの栽培室を巡るツアーを観光客に提供するほか、キノコ栽培キットの制作体験もあり、家に持ち帰ってキノコの成長を観察することもできます。さらに、農場で栽培したキノコを使用した料理も提供しています。姫松茸の炊き込みご飯や健康なカボチャ鍋、姫松茸鍋などの様々な鍋料理に加え、霊芝茸コーヒーや木耳牛乳などのドリンクも用意されています。キノコを見て触って、食べてみることで、キノコをもっと深く知ることができますよ！
