屏東（ピン・ドン）竹林
（ツォ・リン）有機農場
場域の紹介
全台湾のバジルの植栽面積は約150ヘクタールで、そのうち屏東だけで半分以上を占めています。屏東の気候は一年中18度以上で、冷害はほとんどなく、水不足の問題も少なく、バジルの成長に非常に適しています。屏東の萬丹（ワン・ダン）にある「竹林有機農場」は、生産の専門家とも言えます。ここでは、バジルは「台湾ローラー」という別名と呼ばれています。農場のオーナーである黃淑女（ワン・スゥ・ニィ）氏は25年間「台湾ローラー」を植えています。農場ではさまざまな種類のバジルが栽培されています。バジルとして一般に知られている「台湾ローラー」のほか、彼女が海外から入手した「聖ローラー」でもあります。この品種はインドのすべての家庭が薬用と食用の両方の目的で植えられており、「聖草」として知られていますが、台湾での植え付けに成功したのは彼女だけです。従って、黃淑女氏は「ローラ夫人」の称号を持っています。
「台湾ローラは花が咲くと宝塔のように見えるので、九層塔（ジュ・ツン・ター）とも呼ばれる」。彼女によると、台湾ローラは、茎の色に応じて「赤い骨」と「白い骨」の2種類があります。屏東には「赤い骨」が主に、香りが強く、料理にぴったりです。伝統的な台湾ローラのほか、サラダに生で食べる「イタリアンスイートローラ」や、防蚊やかゆみ止め効果のある「アロマローラ」や、近年栽培に成功し、今後もさまざまな形で応用される「ホーリーローラ」もあります。訪問の予約をすれば、実際に摘み取りの過程を体験し、1日農家になることができます。
注目的農業ツアー
香草ハーブ染料
有機バジルの葉にオリーブオイル、松の実、チーズを使った手作りの「松の実ローラソース」は、ご飯、麺類、野菜炒めの味付けに最適です。ホーリーローラはウルフメリー、ミント、アップル、シトラスを一緒に使用して開発された4フレーバーのティーバッグは、ITQIベルギーフレーバー評価で2つ星の栄誉を獲得しています（ 最高は3つ星）。また、2019年と2020年には消費者に大人気の特色お土産にも選ばれました。
一般の観光客は予約さえあれば訪れることができます。バジルの生態学の教育と摘み取りの経験、手作り石鹸、洗顔ムース、純露のエッセンシャルオイル製作DIYが提供されています。また、バジル風味の食事を味わうこともできます。農場も月桃と果樹などを植え、そして古風な井戸と水車を建設し、観光客が田舎の生活の雰囲気に浸ることができるようにします。
