

~火のように赤く、仙女のように美しいバラ~有機バラが料理を彩ります
大花レジャーファームは台湾屏東県九如郷に位置しており、4.5ヘクタールの土地を占める台湾最大の有機食用バラ農場です。大花農場はもともと切り花を生産していましたが、2年の歳月をかけて食用バラの試験栽培を行い、今では専門に食用のバラを栽培する農家となりました。生産量が非常に安定している大花レジャーファームですが、意図的に生産量を増やそうと考えたことはないそうです。その理由は、農場主の楊添得さんの哲学から来ています。「天から与えられた分だけを頂く」、つまり、必要以上を無理に求めることはない、ということです。
フィールド紹介
今や、台湾では「楊添得」という名前はバラの花の代名詞となっており、彼は「台湾で最もロマンチックな男」と呼ばれています。花には何千、何万もの種類がありますが、楊添得さんは特にバラの生産に注力しています。彼は栽培技術を研究し、新芽の発芽を促す「揠枝法」を成功させ、2006年には神農賞を受賞し、花のアートコンテストでも優勝しました。
「大花一号」と「大花二号」は、30〜40の品種から2年かけて厳選されたオーガニック食用バラの品種です。栽培過程では、肥料や農薬を使用しません。大花農場の農作業は日の出とともに始まります。従業員たちはまず集まってモーニングエクササイズを行い、体を活性化させます。日の出から約1時間が最適な収穫時間であり、その時間には花は顔を赤らめ、香りが満ち溢れます。花が8分開くときの形と香りが、楊添得さんが追求する最高の「成熟度」です。
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新鮮な花びらはそのまま食べることができ、同時にパンやピザ、飲み物、飾り皿にも使用できます。蒸し調理、蒸留、焼きなどを経て、ジャム、アイスクリーム、花茶などの食品や、化粧品に加工されることもあります。大花農場の顧客層は非常に豊富です。多くの有名なブランドの飲食店やベーカリーをはじめ、宗教家にまで至ります。彼らは、花の生長が清らかで神聖であると考え、花を特別に注文して礼拝に用いるのです。すべてのバラを食用として扱うことはできるのですが、実は、色が濃い赤いほどアントシアニンとタンニンの含有量が高くなります。これが楊添得さんが特に濃い赤いバラの品種を選択した理由です。
注目的農業ツアー
フラワー
大花レジャーファームは、レクリエーションスペースや特色飲食を提供しています。
特製料理:バラの花びらを使ったピザ、ハンバーガー、寿司、冷麺、鍋料理、ミルクティーなど。お客さんたちは見たことのない料理に驚き、舌鼓を打ちます。
また、この農場ではバラの花ジャムDIY、植物拓染、手作り花束、フラワーデザインなどの体験イベントを提供しています。ただ、団体客のみへの提供であったり、季節限定であったりするため、詳細は事前に農場までお問い合わせください。